思い出の道具 その3

2007年10月17日

店の閉店を決めた母。
理容オオテを支えてくれた道具達の思い出の話を、ちょっとだけ・・・。

「蒸し器」と呼んでました。
タオルスチーマーっていうのが、正式な名前らしいです・・。

これも、床屋さんでしか使わないものですよね。
上部で、タオルを蒸せるようになっていて、
下の蛇口からは、お湯が出ます。
今のところ、引き取り手が決まっている唯一の道具です。
母の友人(同業の方です)が、使ってくださることになりましたm(__)m

余談ですが、私は猫舌です。
が、手は、平気!
かなり熱いものも、当たり前に持てちゃいます。
小さい頃から、この「蒸し器」に鍛えられたおかげです。
小学校の高学年くらいから、
祖父や母が、お客さんの顔をあたるときに、
ちょうどのタイミングで蒸しタオルをしぼって届ける!!のが私の仕事でした。
年末の忙しい時期、祖父達が仕事に集中できるようにと鍛えられました。
今でも、蒸しタオルをしぼるのは、プロです!!!

でも、今年の暮れは、もうしぼる必要がないんですね。



この記事へのコメント
とこやさんの熱い蒸しタオルの感触覚えています。
昔は子供は女の子でも、美容院じゃなく、床屋さんにいったものですから。
実は、私な猫手、熱いものが持てないのです。それなのに、てんぷら油の熱いのがかかってもあまり・・ってのは、やはり、子供のころ鍛えられたからでしょうね。
Posted by jonjon at 2007年10月17日 15:21
閉店,なんだか寂しいですね.
私は猫舌ではありません.
でも,ちょっと猫手かも・・・
髭が濃くて毛根部分が盛り上がっているため,床屋さんで剃ってもらうと必ず血が出てしまいます.
なので,もう10年以上も床屋さんでは髭をそっていません.
蒸しタオルの感覚も遠い記憶になってきました(^^;
Posted by いもこじ追跡人いもこじ追跡人 at 2007年10月18日 01:09
蒸しタオルは、顔に乗った一瞬の微妙な温度加減が
ミソですよね(^_^)
蒸しタオルを絶妙なタイミングで出せるとは、流石です。
Posted by 坊さん坊さん at 2007年10月18日 01:29
>jonjonさん
「門前の小僧・・・」っていうのは、どんなお仕事でもあるんでしょうね。
てんぷらの油って熱いでしょ!!
私は、お湯の熱さは大丈夫ですが、油は怖いです。
実はちょっと揚げ物、苦手です(^^ゞ

>いもこじ追跡人さん
閉店、母も寂しいだろうと思いますが、
決めてしまったら、私達と一緒に店をどういう形にしようって、
楽しんでいてくれるみたいです・・・多分。
日本の床屋さんは深剃りなので、たまに合わない方もいるんですよね。
外国の方は会わない方、多いみたいです。
ちなみに、顔をあたっていて血が出ると「ふいた」っていいます。
「剃る→あたる」と同じように隠語なのかなーって思ってました。

>坊さんさん
そうなのそうなの、熱すぎてもいけないし、
温度が下がりすぎてると、蒸せないし・・・。
そこんとこだけプロなんだ!!
    (何の役にも立たないんだけどね(^^ゞ)
Posted by のつまのつま at 2007年10月18日 16:32
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    コメント(4)