思い出の道具 その4

2007年10月18日

店の閉店を決めた母。
理容オオテを支えてくれた道具達の思い出の話を、ちょっとだけ・・・。

床屋さんのシンボルといえば、これ!
サインボールといいます。


私、小さい頃は、サインボールって言葉、みんな知ってると思ってました。
そうではないと気づいたのは、かなり大きくなってからの気がします。

このサインボール、私が覚えている限りで、4代目です。
昔は壁に付けるタイプの小さいものが普通でした。
で、だんだん大きくなって、
バブル真っ最中には、
私じゃあ、一番上まで拭けないわってくらいの大きさのがありました。
新しいもの好きの祖父がそれを、
「店は小さいけぇが、サインボールは掛川で一番大きい」と自慢してました(^^ゞ
で、時代とともにサイズは縮小、デザインが凝った形に変わり、
これに落ち着きました。
去年の秋から、母が体調を崩したので、
近所の方やお客様が、店の前を通りかかっては、
サインボールが回っていると、
「あぁ、元気でやってる」と思ってくれていたそうです。

先日、理美容器具の道具やさんが来てくれたので、
聞いてみたところ、
これ、床屋さんしか取り付けちゃいけないわけじゃないみたいです。

うーん、どうしましょう・・・、取っておこうかな・・。



この記事へのコメント
その昔、散髪は病院(診療所)でやっていたらしく、サインボールの青が静脈、赤が動脈、白が包帯を表すんだとか聞いた事があります。建物の中なら構わないのでは・・・?
Posted by レ・バンナ at 2007年10月18日 16:23
>レ・バンナさん
コメント、ありがとうございます。
そうなんですね、
床屋さんは昔は、お医者さんが兼ねていた様で、
動脈・静脈・包帯の色が使われたそうです。
今では、カラフルなサインボールが増えていて、驚いちゃいますけど・・。
で、このサインボール、建物の中にはちょっと納まりそうもないんです。
取っておきたいんですが、
通りがかりの方が、床屋さんと間違えても迷惑なので・・。
Posted by のつまのつま at 2007年10月18日 16:37
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    コメント(2)