「深」のつま

昨日、参加したチャ茶さんでのキャンドルナイトの夕べ。
ろうそくの薄明かりの中では、不思議なワクワク感を覚えた。
見慣れた息子「のちび」の顔でさえ、ハッとするような表情に見えた。
なぜだろう・・・、でも、なんだか懐かしい感じ。

そんな想いにやっと答えが見つかった。
小学生の頃、浴衣を着て行った、お開帳。
お寺に向かう道は暗く、
ほのかな月明かりのしたで、すれ違うクラスメイトはいつもと違って見えた。
普段は話をしないのに、あの時だけは、なぜか話ができたっけ。
屋台のお店の、ほの暗いランプの明かりの下でみるおもちゃやお菓子は、
不思議に素敵に見えた。

電灯の光は明るくて、健康的なんだけど、
ろうそくの灯かりは、影を生む。
ろうそくの灯かりに照らされた表情、向こう側は影・・・。
全部見えない安心感が心を開放的にしてくれるのか・・・。

薄闇の魔法、
今度はどこへ、いつかかりに行こうか・・。