良心

のつま

2007年11月30日 10:01

昔、多分、小学生の頃読んだ、「アルプスの少女」で、
アルムの山にやって来たクララの車椅子を壊してしまったペーターに、
クララのおばあさまが言った言葉が、ずっと心に残っています。
人の心の中には番人がいるのだと。
悪いことをすると、その番人が胸をチクチク刺し続けるのだと。
表現は違ったかもしれませんが、そんな意味の言葉でした。
自分が車椅子を壊したことを告白して謝るまで、
ペーターは笑顔を忘れてしまっていたのでした。


朝、駐車場から事務所までの、ほんのちょっとの距離を歩くのですが、
犬の散歩をしている人達に、よく会います。
動物が大好きなので、ついつい声をかけてしまうのだけど、
笑顔を返してくれる飼い主さんもいれば、そうでない飼い主さんも。
どうせだったら、気持ちよくお散歩する方がいいのにね。
なんて思ったら、
「アルプスの少女」を思い出してしまいました。

それが、良くないことだというのは、みんな知ってるんです。

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